老化防止

豚肉の赤身と脂身のアラキドン酸量の違いは?

脳の活性化に優れた働きを持ち、アルツハイマーの予防や高血圧予防に効果を発揮すると言われているアラキドン酸は主に肉類に多く含まれている成分です。
他にも卵や魚、レバーなどにも含まれていますが、レバーは人によって好き嫌いもありますし、豚肉の場合は赤身と脂身など部位によって含有量も異なると言われています。

豚肉の脂身ばかり食べ過ぎると、中性脂肪が高くなりコレステロール値が上昇してしまいます。
年を取るほど体内のアラキドン酸量が少なくなっていくと言われていますが、中高年や高齢者の生活習慣病が気になる方にとっては、やはり脂肪の摂りすぎは避けたいところです。

ですが豚肉の場合は『脂身』に特に含まれていることから、豚肉を食べる場合は脂身を多く摂取した方が効率よくアラキドン酸を摂ることができます。

対照的に、牛肉は赤身にも多く含まれています。
豚肉は牛肉と比べると、赤身に含まれるアラキドン酸量が少ないため、脂肪摂取が気にならない方は脂身を食べた方が効率が良いといえます。
とはいえ、脂分の少ない赤身を摂取しても1日の適量分は、アラキドン酸を摂取することができるので問題はありません。

脂肪分摂取を減らしたい方は、他にもアラキドン酸の含有量が多い鶏ささみや魚をバランスよく食生活に入れられることをおすすめします。
また、肉類を一切食べないのは良いことではありません。
肉類には魚介類や牛乳よりも多くの栄養素が含まれています。
豚肉は、カルニチンやビタミン類なども多く含まれておりダイエットにも良いと言われている食材です。
バランスよく様々な食材を食生活に含めることが大切です。

認知症予防やアルツハイマー対策にアラキドン酸がいいので、肉類を多く食べるのはとても良いことなのです。
ですが、もともと高血圧気味の方やコレステロール値が高いとかかりつけ医師に注意されている方、気になる方などは出来るだけ豚肉の赤身を食べて、アラキドン酸を摂取しましょう。