老化防止

アラキドン酸が属するn-6系が含まれるそれぞれの食品

アラキドン酸とn-6系は別の存在ですが、日本人の食事摂取基準としてアラキドン酸はn-6系脂肪酸とひとくくりに表示されています。
脂肪酸は卵やレバー、魚などに多く含まれていますが、これらはコレステロールが高く高カロリーです。
n-6系脂肪酸が含まれる食品についてそれぞれ詳しく見てみましょう。

n-6系脂肪酸とひとくくりに呼ばれているアラキドン酸ですが、n-6系には他にもEPAやDHA、リノール酸などが含まれています。
すべてを総称してn-6系と呼んでおり、それぞれ含まれている食品は異なります。
たとえば、アラキドン酸であれば主に肉類に含まれており、牛肉なら赤身も脂身も、そして豚肉には脂身に多く含まれている成分です。

n-6系の1種であるEPA・DHAは魚に多く含まれる成分です。
DHAはアラキドン酸と同じように、思考力や学習力を高めると有名で、脳機能への働きが注目されている成分です。
日本人は魚を食べなくなってきたと言われているため、DHAとEPAも積極的に摂取した方が良い成分です。
では、総合的にn-6系はどういった食品に含まれているのかを見てみましょう。

肉類なら、豚のレバーに多く含まれています。
牛レバーもそうですし、鶏はささみ、かもにも多く含まれていると言われています。
魚介類なら、サザエやナマコ、アサリ、エビなどです。魚と肉の他には卵に多く含まれています。
卵製品であるマヨネーズも加工されてはいますが、脂肪酸を含んでいます。
こういった食品はすべて、カロリーが高くコレステロール値の上昇が心配される食べ物です。
脳の働きを向上させると考えると、脂肪も必要ですがコレステロールの摂り過ぎには注意が必要です。

n-6系脂肪酸は、必須脂肪酸です。私たちは毎日摂取した方が良いという栄養素です。
過剰摂取は厳禁ですが、これらの食材を積極的に食卓に並べるようにしましょう。
また、アラキドン酸が属するn-6系は酸化しやすいという特徴を持っています。
そこで、抗酸化作用のあるビタミンなどを一緒に食べることをおすすめします。