老化防止

アラキドン酸とオメガ

アラキドン酸とはそもそも、リノール酸と呼ばれる脂肪酸が体内で変換された後の別の総称です。
主にオメガ脂肪酸と呼ばれ、6系に分類され、別名「n-6」と呼ばれます。
これは体にとって必要不可欠な脂肪酸であり、1日の摂取推薦量も決まっています。
アラキドン酸とオメガ脂肪酸の関係について説明します。
不飽和脂肪酸という脂肪酸がありますが、この中のオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸は体に良いと有名です。
オメガ3脂肪酸は魚に含まれているとご存知の方も多いかもしれませんが、オメガ6には何が含まれているかご存知でしょうか?
主に体にとって重要な役割を果たしているのは、アラキドン酸と呼ばれる物質です。

肉類や魚、卵などに含まれており、現代人の食生活ではほとんど不足することがありません。普通に一般的な食事をしていれば問題ないものの、極端に不足している方もいます。
アラキドン酸は、脳細胞を活性化させる働きがあります。
認知症の進行が速い、思考能力が落ちているなどの症状は、アラキドン酸が不足しているのかもしれません。

オメガ脂肪酸の1つである「DHA」は皆さんご存知の通り、魚に含まれる成分です。
DHAはマグロやサンマなどの青魚に多く含まれており、アンチエイジング効果が人気です。
アラキドン酸はDHAと似たような働きをする脂肪酸で、似ているけれど役割は別なことから、同時に摂取すべきオメガ脂肪酸でもあります。

アラキドン酸は加齢と共に減少します。
毎日食べるのは難しいかもしれませんし、場合によっては極端に不足している方もいらっしゃるでしょう。
その他の必須脂肪酸と共に、出来るだけ毎日摂取できるよう努めましょう。

アラキドン酸を補うことができるサプリメントはたくさんあります。
ほとんどが処方箋不要で、安全性が高くその他のオメガ脂肪酸と共に入っているものが多いため、健康サポートとしてサプリメントを飲むのも良いかもしれません。
できるだけ食事から改善し、適量のオメガ脂肪酸を毎日摂取できるようにしておきましょう。