老化防止

アラキドン酸が不足するかもしれない食生活とは?

昔から、1日30品目を食べれば健康だと言われていましたが、1日30品目など料理が好きではない限り、難しい話です。
肉ばかり、魚ばかり、野菜を食べない、1日1食など、「一般的ではない」食生活の方は皆、アラキドン酸摂取量が不足しているのでしょうか。

私達日本人は、通常に食生活を過ごしている時点でアラキドン酸をしっかり摂れています。
特に肉類に多く含まれているので、戦時中の日本では不足している人がたくさんいたでしょう。
昔の日本は野菜や魚料理が中心の「和食」でしたから、欧米食が定着している現代では、不足する可能性が少ないのです。
問題は、一人一人の食生活についてです。

たとえば、ダイエットのために卵料理や肉料理を極端に制限している方は、アラキドン酸摂取が少ないかもしれません。
人が持つイメージとして「卵=太る」「肉=太る」というイメージを持っている方も多いでしょう。逆に、かかりつけ医師から食事を制限されているケースもあります。
短期間であれば問題ありませんが、長期的に制限される場合は医師から何らかのカタチで、アラキドン酸の摂取を勧められるケースもあります。

もし、食事制限付きのダイエットをしていて「思考が回らない」と感じたら、それは極端な脂肪酸不足です。
記憶力の低下や判断力が鈍るのは、脳神経が活発に働けていない証拠。
アラキドン酸を摂取すべき要注意人物です。

どうしても肉類を食べたくないという方でも、牛乳や魚介類などをたくさん食べていれば問題はありません。
ですが、たまには肉料理を食べることも大切なのです。

牛乳や魚介類、鶏肉や牛肉の赤身を食べることでアラキドン酸を摂取することができますが、他にもナッツやチーズなどにも豊富に含まれていると言われています。
肉類の栄養をすべて他の食品、もしくはサプリメントで補うのは難しいので、出来るだけ肉類を避けたい場合でも週に1度は肉料理を食べるようにしましょう。
摂取の仕方を工夫して効率よく体内に摂り入れましょう。