老化防止

アラキドン酸とアナンダマイド

「肉は人を幸せにする」そんなキャッチフレーズと共に商品を売り出している精肉メーカーもありますが、動物性油には動物性だからこそ含まれているアラキドン酸が、人を幸せにすると言われているのです。
アラキドン酸を摂取するとどうして幸せになれるのか、詳しく仕組みを見てみましょう。

お肉には、必須アミノ酸がたくさん含まれています。
健康維持のためにはお肉も食べなければいけませんが、それだけではなく必須脂肪酸の「アラキドン酸」が含まれています。
アラキドン酸は摂取すると、一部の成分が『アナンダマイド』という物質へと変わります。

アナンダマイドは幸福感を感じさせる成分として知られており、脳に成分があることで幸せを感じるのです。
アナンダマイドの本来の働きは、リラックス効果、記憶力向上などの効果です。
これが良い影響を与え、「お肉が人に幸福感をもたらす」という根拠になったわけです。
こうしたアナンダマイドは別名、至福物質と呼ばれています。
至福を感じられる物質、まさに名前の通り副作用の心配もない安心の物質です。

アラキドン酸からどうしてアナンダマイドが作られるのか?これは、酵素による働きです。
アラキドン酸は免疫機能を維持する役割を持っており、酵素で代謝される際に相乗効果としてアナンダマイドを作り出します。
こうした物質を次々と作り出すことから、いまだアラキドン酸の働きはすべて解明されておらず、様々な効果効能に注目が集まっているのです。

肉類を強制的に食べる必要はありませんが、アナンダマイドを合成させるためにも、お肉を食べて幸せを感じることはとても良いことなのだと覚えておいてください。

私たちがお肉を食べて、幸せだと感じるのはこういった科学的な根拠があったのです。知らなかった方は、今日からお肉料理を食べて幸せを感じましょう。また、アラキドン酸をサプリメントなどで摂取するのも良いですがアナンダマイドを作り出してしっかり幸せを感じるためにも、食事から幸せを感じたいものです。